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緑青(ろくしょう)について




 ブロンズ像などの着色に用いられる緑青は銅製品独特の「さび」による着色です。
 本来何十年と言う歳月を得て銅の表面に形成される物ですが、当工房では数種類の薬品を用いて短時間(数週間)で着色します。
 また、色も「深い緑」から「明るい黄緑」まで様々な発色ができます。

 しかし、緑青の毒性安全性について心配されている方もいると思われます。

安心してください。緑青の毒性は長い間の誤解です。

 銅の表面にできる緑青は昔から有毒と考えられてきました。
 なぜ有毒と信じてきたのかはっきりしませんが、主な原因は学校の教科書にあったと思われます。
 昔の理科の教科書には、「しめり気の多いところに銅を置くと緑色のさびができる。このさびは緑青といって食べると身体に害がある。」 と書かれていました。
 ここで習った知識を潜在的に信じてきました。
 また色々な百科辞典にも有毒と記載されておりました。

 しかし、社団法人日本銅センターで、過去二回、東京大学医学部において長期動物実験を行った結果、緑青は無害同様の物質であることが確認され、この研究の成果を細かく厚生省に報告しました。
 その結果、厚生省は国の研究として緑青の動物実験(研究機関/国立衛生試験所・国立公衆衛生院・東京大学医学部)を3年間にわたり行いました。(昭和56年〜昭和59年)
 この時の研究結果は、昭和59年8月、厚生省から広くマスコミに公表されました。
 
 緑青は過去に考えられていたように有毒ではなく、無害に等しいことがはっきりと解明されたのです。
 こうして、過去語り継がれてきた緑青の毒性問題は、すべて誤解であることが明らかになりました。

緑青は、劇物でも毒物でもありません。

安心してお気に入りの作品をお手元に飾ってください。


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