胸像修復及び着色直し

長野県上田市の上田城跡にある小河滋次郎博士の胸像です。
公園整備中の事故により工作機器が胸像にぶつかり、頭が割れてへこんでしまいました。

壊れた箇所の修復と着色直しのご注文をいただきました。

銅像補修−胸像1 今回は作品が台座からはずせましたので当工房内で作業を行いました。
着色後時間が経ち、きれいに緑青がふいてきています。
オリジナルの色を写真で保存し、修復後の着色に役立てます。
銅像補修−胸像2 銅像の頭部がへこんで割れてしまっています。
かなり強い衝撃が加わった事だと推測できます。
へこんだ箇所を内側からたたき出し、割れている部分を溶接して直します。
銅像補修−胸像3 たたき出して溶接した箇所をタガネやヤスリなどを使って元の通りに仕上げます。
溶接時に熱を加えるため地色が変化してしまいます。
そのため砂ショットを使い全体の色を落とし、着色しなおします。
銅像補修−胸像4 頭部修復後、砂打ちをして色を落とした状態です。
ブロンズの生の色が出て光っています。
1枚目とはイメージがガラリと違います。
このまま放置すると黒ずんできてしまいます。
オリジナルの色の着色をしていきます。
銅像補修−胸像5 薬品を使い強制的に緑青をふかせて着色をします。
時間をかけて何度も着色しオリジナルの色に近づけていきます。
色目はオリジナルと同等にして、緑青の流れなどを取り去りました。
完成後元通り設置いたしました。
1枚目と比べると明るくきれいになりました。


(施行日数 1ヶ月)
そのうち着色日数 25日


銅像の補修事例のtopに戻ります


内山美術のtopに戻ります