二人組立像着色直し


会津若松にある西郷四郎(姿三四郎)の像です。柔道の技「山嵐」をかけている銅像です。
設置後、経年変化により緑青色に流れが出たきたため、色直しの御注文をいただきました。

銅像補修−山嵐1 着色後の経年変化により緑青がふいてきて、白っぽくなってしまいました。
緑青色は時間と共に変化し、色合いを変えていきます。
きれいに色変わりするといいのですが、今回は顔に流れが出てしまいました。
それを気になさって着色直しをご注文いただきました。
この作品は当工房で制作した物ですので、オリジナルの色がわかっております。そこでそれを参考に着色直しをいたしました。
銅像補修−山嵐2 大規模な機械が使えませんので、金ブラシを使い銅像をこすり、ふいてきた緑青を落とします。
銅像補修−山嵐3 数色の顔料を混ぜオリジナルの色を作り、刷毛で色を付けていきます。
立体感を出すためにわずかに濃淡の違う色を塗り重ねていきます。
設置場所が屋外ですので最後に透明の色止めを施します。
銅像補修−山嵐4 完成です。
1枚目の写真と比べると、ふいていた緑青の粉が取れて、色合いもオリジナルに戻りました。
色味も濃くなり作品が引き締まって見えます。
制作者の彫刻家の先生にも立ち会っていただき、納得され喜んでいただきました。


(施工日数 1日)

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